KA10 さんと優さんに聞きました。
●KA10
安い理由はやはり国と国との貨幣の力関係と陸送と比較すると船便はタダに等しい点だと思います。
●優
運搬費は、国境を越えるときの燃料には税金がかかりません。
加えて石油がわざと安くされている上に、かかった費用は必要経費として税金をまけてもらえる。
以前、マレーシアはカナダを「安く輸出しすぎる」と非難していました。
切り出し価格で1立方メートル50円程度でした。これが問題ですね。
●KA10
それとその輸出国でのその木の需要ですね。北米材なんか「匂い」とか現地の人があんま使わない樹種ばっかですからね。
それと
更新を無視している点は安価な材に共通してますね。
木は栽培可能な資源ですがその更新方法は多様です。だけどもう生えない切り方というんでしょうか。そこを考えないという所は共通してます。
●優
カナダはクリアーカット、完全に伐採して、ほとんどの場合再度植林してませんでした。
●KA10
熱帯雨林材は植林できない樹種がほとんどです。チークは植林技術あるかもしんないけど、あとはほとんど不可能ななず。
更新方法は先住民族の方々の伝統的焼畑しかありません。使う期間より使わない期間の方が長くて
しかも養分を使い切らないで次に移る方法。
戻ったらまたうっそうとジャングルになって更新してるってヤツ。
現在の都市の人口爆発による貧困層の方々の焼畑は「使い切っちゃう」から更新しない。
●優
そうですね。
以前に三菱が植林しましたが、伐採で得られた収入の数百倍かかっています。
植林自体は成功しました。なんと、土を運んできて、その土にいる微生物や菌類が栄養を届けていたので、活着したそうです。
●KA10
(南洋材は)木というより我々の国の植物にてらせば草みたいな性質です。
年輪無いし 1年中水を吸い上げています。
それくらい多雨だから木が無いと 木に吸ってもらわないと土壌がもたないんですね。
植えるんじゃなく種子?花粉?によるスタートで、それには太陽が必要で
だけどジャングルの地表面には太陽光線が届かないから
ある程度養分があって光が届く地表といったら
先住民族の方々の持続的焼畑の場所だけだから
もうガンガン成長する。
●優
風媒花はありません。すべて虫媒花です。
先住民の人たちは一切耕さないから成長するんです。
5年で作物は取れなくなります。森に戻っていくので。
その間にだけ、そばなどを植えています。
その周期は30−80年、場所によるのと、あまり長く待つと伐採できないほどの熱帯林になってしまうからです。
しかし今は時効があって、20年以上使っていない土地は国のものにされてしまうんです。
そのため無理に20年で焼くようになって、環境によくないものにされてしまいました。
もし悪いものだったら、一万年も森が保全されているはずがないですよね。
●KA10
これは違う観点ですが
何故我が国が突出した熱帯雨林輸入大国かと言いますと
(南洋材は)草みたいな植物だから"節"が極めて少ない という事があります。
それは節が透けて見えてしまう仕上げが建築において極めて多いという事でもあります。
壁のビニクロもそうですし 床のクッションフロアと呼ばれるビニールもそうです。
無節は高価なモノですからね。
●優
もっとも大きな理由は為替の違いと、途上国が借金地獄に陥っていたこと、
日本からの金貸しODAの存在、
それと「移転価格(プライストランスファー)」といって、
日本の商社がやっていたように、現地と香港に子会社を作り、
現地は香港子会社に安く輸出した形をとって税を払わず、
香港は日本に高く売って日本の会社は儲けがないから税を払わず、
香港子会社はタックスヘイブン(税の逃避地)だから税がかからない、
という形で節税したことも大きいでしょうね。
*
ありがとうございました。
2008年07月22日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/103358639
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/103358639
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック









