「おカネが変われば世界が変わる 市民が創るNPOバンク」(コモンズ)

http://www.commonsonline.co.jp/okanegakawareba.html
田中優(未来バンク理事長)編著
1800円(予価)+税/四六判 256ページ
副代表 田中優、待望の新刊が11月15日に出版されました!
以下は田中からのメッセージです。
<著者自身の紹介文>
米国発の金融危機が世界を混乱に陥れている今こそ、
「もうひとつの金融」を知ってもらいたい
これは「NPOバンクってなに?」と聞かれたときに、差し出せる本として作りました。『なぜNPOバンクを作ろうと思ったのか、どんなメリット・デメリットがあるのか、設立には何が必要か、今日本にどんなNPOバンクがあるのか、海外ではどうか、NPOバンクが思い描く未来はどのようなものなのか』――こうしたことが書かれています。
書いたメンバーは、全国各地でがんばっているNPOバンクのメンバーたちです。しかし、ぼくの名前で並ぶので、全部詳細にチェックして、かなり読みやすい本になったと自負しています。本の出だしはこんな感じです。
世界経済のバケツの底が抜けた!
二〇〇八年一〇月、サブプライム問題からアメリカのリーマン・ブラザース倒産などをきっかけに、ついに世界経済の底が抜けた。「住宅バブルだった」という人も多い。欧米とアジアの通貨が暴落し、株価も奈落に落ちた。アメリカは世界中からカネを集めて金融機関の救済に動いたものの、莫大な借金を抱えてドル信認の危機を招いている。証券や国際金融関係の友人たちは「えらいこっちゃ」と騒いでいる。しかしローカルな金融である信用金庫などは普段どおりの仕事をしているし、生活にも今のところ、あまり影響は現れていない。この差はいったい何なのだろうか。
「パンを買うおカネと、世界を駆け巡るおカネは違う」という言い方もあるけれど、それがどう違うのかすっきり分からなかった。しかし今回世界経済のバケツに穴が空いて、イメージできたことがある。経済とはおカネの循環で、その範囲が小さいと影響を受ける余地が少なくてすむということだ。たぶん交換のためのメジャーとして使うだけのカネと、貯め込んで膨らますためのカネとの違いなんだろう。だったらメジャーの範囲でしか使わないカネを増やして、貯め込んで膨らますカネを減らしたらどうだろう。この二つが同じカネを使うことに問題があったんじゃないだろうか。
おカネの地産地消に興味のあるかた、ぜひご一読ください。
田中 優









