森を守って 健康長もち。「天然住宅」です。
震災後、「復興住宅プロジェクト」を経て、現在被災地で進めているのが前浜コミュニティセンターです。
皆様から多くの応援をいただいていた復興住宅プロジェクトは一旦中止になってしまいましたが、このような形で被災地と結びいています。地元の人々を巻き込んだ意義のあるプロジェクトがようやく形になりつつありますので、報告いたします!
http://ambiex.blog15.fc2.com/blog-entry-197.html (前回 アンビエックスブログ2012.9)
http://ambiex.blog15.fc2.com/blog-entry-213.html (今回更新)
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こんにちは。アンビエックスの小野寺です。
2泊3日で復興支援プロジェクトの前浜コミュニティセンターの現場に行ってまいりました。
基礎は綺麗に打っていただいていました。

そして、そうです。お気づきですか?雪なんです。基礎も雪でお化粧をしていました。さらに、運が良いことに今シーズン一番なのでは?という冷え込みでした。全身が芯から冷える体験はあまりすることがないので、貴重でした。
今回のメインは焼杉ワークショップ。
「でぎるごどはみんなでやっぺし!」という非常に前向きな住民の方々。工事の中で住民の皆さんでできそうなことを選択して、弊社と施工会社も参加して、みんなで作るコミュニティセンターにしようという狙いです。
焼杉ワークショップはその第一弾です。外壁に使用する焼杉をみんなで焼こうというワークショップです。

これが作業小屋。これもみなさんの手作りなんです。なんというスキルでしょうか。。恐るべし。。

焼かれる前の杉板。長さは4mで、なんと700枚あります。

ガスバーナーでひたすら焼いていきます。杉板の表面を炭化させることで、耐久性や防虫効果などいろいろな性能を向上させることができます。見た目も落ち着いていい雰囲気を醸し出すニクい奴です。

焼いて・・・

焼いて・・・

焼きまくる・・・


代表の相根をはじめ、我々も焼きまくる・・・
ちなみに、ガスバーナーや杉板を置く台も、道具はほぼ住民の方々のものです。昔から、なんでもできることは自分たちでやってきたみなさんの心意気。しびれます。

↑杉板にある「節」は焼きにくいのですが、住民の方のアイディアで見事綺麗に焼けました。板で囲って焦点を絞るんですね。なるほど。

↑また、3枚の杉板を組んで筒状にして焼くのも住民の方のアイディア。効率がぐんと上がりました。
この日は70枚完成しました!まだまだ先は長いですが、みなさんの技術と能力ですぐに終わりそうな気もします。本当にすごいぞ、気仙沼。。
鼻の中は燻され、真っ黒でした。。
夜は小屋から集会所に移り、アツい議論をかわす。みんなで歩みよっていいものを作り上げようとするこの感覚は、本当に素晴らしいものです。
翌日は木材を見てきました。刻みをしてくれている大工さんの笑顔が素敵で安心しました。

↑山形から寄贈された「友情の大黒柱」のコブシの木です。迫力に圧倒されました。
話は変わりますが、今回2泊お世話になったのは現場近くのペンション。気さくな女将さんと、とってもおいしい料理。マグロやら牡蠣やらタコやらワカメやら。。本当においしかったです。


津波で流されてしまったペンション。昨年の10月に新築で再オープンしたそうです。親戚や友達15人が津波で亡くなったそうです。このような方々がたっくさんいらっしゃいます。でも、本当に美しい笑顔で迎えてくれるんです。いろんな話をしてくれるんです。
言葉は出ません。出したくもありません。
みなさんのために、愛を持って、頑張りたいと強く思いました。

(アンビエックスブログより転載)
posted by GUEST at 14:40
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